静岡大学 電子工学研究所
ホーム > 川人研に興味がある方へ

コンテンツ
研究室紹介
教授からのメッセージ
卒業生の進路

研究・教育サポート
プロジェクトチーム
セミナー・輪講
研究環境・設備

研究室行事
年間スケジュール

研究室FAQ・見学など
FAQ
見学

2016年 研究室紹介


2016年度 研究室見学について(4年生向け)

研究室見学期間(4/8(金) 11:00-, 11:30-, 14:00-, 14:30-,および11(月) 14:00-, 14:30-, 15:30-, 16:00-)は、教員による説明とこれまでの研究成果のデモを行います。 少しでも興味があれば研究室に見学に是非来てください。 (上記期限は研究室配属希望を提出するまでに検討中です。後日変更します。)
先輩に雰囲気を聞きたいなど、教員による説明が不要であれば、上記期間外でもいつでもウェルカムです。 気軽にお訪ねください。

教授からのメッセージ

"自分の能力を信じてチャレンジを"

皆さんにとって卒業研究や大学院で研究を行うことの目的は何でしょうか。 先端の研究に携わって、その成果に貢献したいという気持ちを持つことは重要です。 しかし、もっと大事なことはその過程にあります。 つまり皆さんが実社会に出て優れた仕事ができるようになるための“何か”を研究を通して身につけることです。 それは例えば、研究開発を行う上での発想力、問題解決の能力、企画力、マネージメント力、 実社会で通用する高い専門的知識と応用力、プレゼンテーション力等、いろいろです。
 研究室での何年間かの期間をボッーと過ごせば時間を浪費するだけで終わるかもしれません。 しかし一番頭脳の働きが高い時期(20歳代)に、頭脳を活発に働かせれば、 皆さんの人生を変える程の“何か”をつかめるかもしれません。 どう過ごすかは皆さんが選択することですので、 何かに縛り付けるようなことはしません。自主性を重視します。 研究室に入って下さった皆さんが、少しでも“何か”をつかんで実社会に飛び立てるように、 最大限のサポートをすることが、私の役目だと思っています。
 その重要な“何か”をつかむためには、自分の能力を信じてチャレンジする気持ちをもつことが必要です。 まわりの情報(雑音)に惑わされることなく、自分の思うところを信じて進めば必ず道は開かれます。 成功者が成功する理由は様々ですが、すべての成功者に共通しているのは、 この“自分の能力を信じてチャレンジを継続する強い気持ちを持っていること”ではないかと思います。 研究室に入ったら、自分でも予期しなかった高い能力を発見すべく、常にチャレンジの気持ちを持ち続けて欲しいと思います。
 皆さんと一緒に研究ができることを楽しみにしています。

川人 祥二   

卒業生の進路

本研究室に配属された学部生、大学院生は、大手電気系メーカーをはじめ、 様々な企業で活躍しています。学部生の多くは修士課程に進学します。 また博士課程へ進学し、身につけた高い研究開発能力を活かして大手メーカーや ベンチャー企業で活躍する学生もたくさんいます。


大学院学生の進路(2001年度〜2015年度)
修士課程博士課程
博士課程進学 10名
東芝 1名
シャープ 2名
パナソニック 1名
ソニー 3名
ソニーLSIデザイン 1名
キヤノン 3名
三菱電機 3名
サンヨー 1名
富士通 1名
浜松ホトニクス 2名
ルネサスエレクトロニクス4名
三栄ハイテックス 2名
JR東日本 1名
デンソー 1名
小糸製作所 1名
東海理化 1名
ブルックマンテクノロジ 3名
ソニー 3名
東芝 3名
ヤマハ 1名
デンソー 1名
トヨタ自動車 1名
ブルックマンテクノロジ 4名
三菱電機 1名
静岡大学 教員(助手、助教) 4名
静岡大学 博士研究員 5名
プトラ大学(マレーシア) 講師 2名
デルフト工科大学(オランダ) 博士研究員 1名
インドネシア国立研究所 1名
鄭州軽工業学院 1名
LGエレクトロニクス 1名
(注) 博士課程学生の企業への進路には、大学教員等を経て企業に転職したものを含みます。

研究・教育サポート

プロジェクトチーム

川人研究室では、イメージセンサおよび高機能かつ高性能集積回路におけるコア技術の研究により、言わばエレクトロニクス産業の重要なキーとなるLSIのさらなる進化そして革新を目指して研究室一丸となって日々研究を進めています。
 本研究室では、主に以下に示す3つのプロジェクトについて研究を行っています。

  1. 高感度 & 広ダイナミックレンジ
  2. 時間分解イメージング
  3. 光・電子・処理融合イメージング

これらの研究を進めるにあたって、本研究室では、プロジェクトチーム制を取り入れています。 したがって、研究室に配属された学生は、これらの研究に関するプロジェクトチームに配属されて、今後研究を進めていくことになります。 どのチームに配属されるかは、本人の希望を加味した上で、教授との相談によって決定します。




セミナー・輪講

輪講(毎週)
 半導体、集積回路、信号処理など研究に必要な技術を題材とした英語の文献を年度初めに決めて、 文献を読みながら学術英語の勉強と併せて研究に役立つ知識を勉強しています。(2008年度:オーバーサンプリングADC)
セミナー1(毎週)
 イメージセンサやCMOSアナログ集積回路設計を主な題材とした川人教授によるゼミです。 イメージセンサや集積回路の基礎から応用、そしてそれらの最先端の動向まで幅広く学ぶことができます。
セミナー2(不定期)
 研究に必要なツールの使用方法や設計方法からLSIの回路設計、イメージセンサ設計、レイアウト設計技術などを助教や博士の方々が分かりやすく教えてくれます。
招待セミナー(不定期)
 イメージング・センシング集積回路分野の最先端で活躍されている国内外の大学や企業の著名な研究者を研究室へ招き、 招待セミナーを実施しています。




研究環境・設備

計算機サーバとネットワーク環境
 高性能な計算機(ワークステーション)十数台から成る当研究室専用計算機サーバを保有し、 すべての学生・研究者が各自の端末をデスク上に持ち、LANで接続された計算機サーバに接続して利用する環境を構築しています。


EDA (LSI設計自動化)システム
 以下の代表例に挙げられるようなソフトウエア、開発ツールを用いて研究をしています。
Cadence社、Mentor Graphics社、シルバコ、リンクリサーチ、サイバネット社、他。。。


撮像素子特性評価装置、センサ・LSI電気特性評価装置
 以下の代表例に挙げられるような装置を使用してイメージセンサやLSIの特性評価を行っています。 半導体パラメータアナライザ、分光感度特性測定器、光応答特性(5桁)、タイミング解析のためのロジックアナライザ、等


撮像素子応用評価装置
 以下の代表例に挙げられるような装置を使用してイメージセンサの応用評価により実証試験を行っています。 イメージセンサの基本データ取得、極微弱均一光照射光源装置、極短パルスレーザ光源装置、等


研究図書・資料
 数百冊以上の研究分野に関する雑誌・書籍・文献・資料…etc.があり、いつでも観覧できます。


...etc.
  • スタッフ・先輩が優しく、分からないことがあれば気軽に教えてくれます。
  • 研究室のメンバーが多いので、帰省や学会出席などで国内外のお土産が頂けることも。
  • コーヒー・お茶類を希望する学生同士で共同購入して、お茶代を節約しています。
  • 留学生が多いので、研究室での公用語は英語と日本語です。また、留学生と会話することで、英語・中国語・韓国語・フランス語・アラビア語・ベンガル語・マレー語…etc.の語学勉強もできます。


研究室行事

年間スケジュール

定期行事
時期行事コメント
4月上旬 花見パーティ
 新年度の門出を祝って、浜松城公園でお花見をします。
4月下旬

5月上旬
歓迎パーティ
 新しく研究室配属された学生や研究室スタッフの歓迎パーティです。
8月上旬 ビアパーティ
 研究室恒例の集中ゼミ終了後に行うパーティです。
12月下旬

1月上旬
忘新年会
 チップの試作が終了後の年末もしくは年始に行う飲み会です。
3月 追コン
 研究室を離れる卒業生やスタッフに感謝して送り出すパーティです。  

おおまかな定期行事はこの通りです。不定期開催や小さな行事は載せてないので、 それらを含めたら毎月のように行事があります。また、2年に1度の川人研OB会などもあり、 企業で活躍されている先輩方との交流も行っています。 川人研では、自分から行事を持ち込み企画、提案すればほぼ確実に採用されます!ぜひ提案してください!

不定期行事(例):バーベキュー、スキー・スノボ、たこ焼きパーティ、留学生主催の食事会


研究室FAQ・見学

FAQ

Q. コアタイムってありますか?
コアタイムと呼べるほど厳密なルールはありませんが、だいたい平日の朝10時ごろからは夕方6時ぐらいまでは毎日コンスタントに研究することを推奨されています。 ただ、夜型で研究している学生も中にはいます。きちんと結果を出していれば、自分の裁量で研究生活をおくることができます。

Q. 学会発表や論文投稿はできますか?
発表論文のページを見ていただければ分かりますが、 川人・香川・安富研究室では学生も積極的に国内外での学会発表や論文の投稿を行っています。 学部生でも、卒業研究の内容を活かして国内学会に発表、修士では国際学会の大舞台で発表するチャンスがあります。 もちろん、学会で良い発表をするためには、日々の研究努力が不可欠ですが・・・。

Q. バイトできますか?
ある程度のバイトは仕方ないと思いますが、大学院生の本分は研究です。 チップ試作と呼ばれる時期には、1〜2カ月程度非常に忙しくなります。 そのため拘束時間の長いバイトは難しいかもしれません。 それでも、時間の融通がつけやすいバイトは先輩たちもしていますし、 実験補助などをするTA(Teaching Assistant)やRA(Research Assistant)という制度が利用できる場合もあります。

Q. 飲み会は多いですか?
年間スケジュールにあるイベント以外に、論文が通ったり、 何かしらお祝い事があれば飲みに行くことがあります。あと突然、「今日飲み行こうか」という先輩がいます(笑) もちろん、飲みに行くのが好きじゃない人を無理やり連れて行ったり、ということは決してありません。

Q. 就活できますか?就活で有利ですか?
研究に著しく支障をきたすような形での就活はできませんが、卒業生の進路をご覧いただければ分かるように、 当研究室は大手メーカーやベンチャー企業で活躍する人材を毎年輩出しています。 大学と企業が切磋琢磨する研究分野であるため、就職活動の際も企業の方に比較的理解していただける研究に取り組めると思います。

Q. 他分野、他専攻なんですが、大丈夫ですか?
研究意欲、勉強意欲と努力する覚悟があれば、大丈夫です。 最初の回路演習や定期セミナーで学ぶだけでなく、 先生や先輩に積極的に質問すればたくさんのことが学べます。 研究室の関連蔵書や教科書も充実しています。 また、電気電子からの学生も、だいたいみんな研究をする上では一から学び直しています。 まずは、川人教授にアポイントメントを取って、 見学に来てください。

Q. 電研に配属されるにはどうすればいいですか?
電研サイトの「研究所で学ぶには」をご覧下さい。
※修士課程入学は一般入試・自己推薦入試があり、自己推薦の〆切は5月中旬(2012年度現在)となります。お早めに。


見学

川人教授による詳しい研究室案内をお聞きしたい場合は、あらかじめメールで川人教授にアポイントメントをお取りください。
 学生による簡単なご案内でよろしければいつでも応対いたしますので、川人研学生居室へ気軽におこしください。
 
 光創起イノベーション研究拠点
 ・ 川人教授居室:402
 ・ 香川准教授居室:501
 ・ 安富助教居室:502(もしくは504)
 ・ 学生居室:504


研究室アルバム