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研究光学・イメージングデバイス・信号処理を融合したイメージングシステム
香川研究室では,広い意味の新しいカメラを開発しています.これは,プロジェク タな どの照明光学系,レンズ・ 光学フィルタなどを含む撮像光学系,イメージセンサデバイス,バックエンドの信号処理の全てを含みます.香川研では,新しい機能をもつイメー ジセンサも開発しています.普通のカメラシステムは,光学系,イ メージセンサ,信号処理を別々に開発して直列的に組み合わせます.しかし本研究室では,これらを並列的に密接に組み合わせること で,今まで達成できなかった極めて高い性能や高い機能性を実現します.カメラと言っても多種多様で,指先サイズの超小型カメラから,医療用 のフルボディスキャナ,微細構造を見る顕微鏡など広く対象としています. 【研究テーマの選択】学部4年生で研究室配属されると,光学,イメージセンサ,信号処理のいずれから研究テーマを選ぶことに なります.研究テーマの多くは分野横 断的なものですが,いきなりたくさんのことをやると混乱するため,ポイントを絞って研究をスタートします.修士,博士と進むに従って,より広 く,深く,研究して行くことになります.もちろん腕に覚えのある学生は最初から融合的なテーマにチャレンジするのもOKです.研究を始めて自 信がでてきたら守備範囲を広げて行くのも良いでしょう. 【英語は必要です】先端的な研究では日本語の文献がほとんどなく,また競争相手は国内だけでなく海外にも多くあることから, 日常的に英語の論文を読み,英語で 発表するスキルを 身につけることが重要です.論文を執筆しているのはほとんどがネイティブではありません.技術的な英語はパターンがあり簡潔なの で,自分の知識を増やすためにも苦手意識をもたずに取り組んでもらいたいと思います. 【研究成果発表】良い研究成果(新規性と有用性があり,人の興味を惹く研究成果)が出ると,国内外の学会で発表することにな ります.プレゼンテーションは技 術者・研究者問 わず必要なスキルです.自分の研究の良さを人に伝える機会をもつことで,研究に向き合う姿勢も変わってきます.また,学会は様々な場所で開催 され,たくさんの人に出会うことができます.研究発表を一つのモチベーションとして研究するのも良いでしょう.ジャーナル論文を書くことは研 究の最後のステップです.ジャーナル論文を出版することで,取り組んで来た研究テーマが完結します.全世界の人にあなたが苦労して得た研究成 果を知ってもらうことができます. 【スキルアップ】研究に必要となる知識・技術は,光学,電子回路,半導体デバイス,信号処理,さらに医用に関する研究テーマ では散乱光学(diffuse optics)など多岐に渡ります.いきなり一人でこの全てをカバーすることは難しいと思いますが,まずどれか一つに狙いを定めて,そこから 少しずつ広げて行くことで,社 会で技術者・研究者として活躍するスキルを身につけます. 【博士進学を推奨します】研究テーマは分野横断的なものがほとんどで,学内,他大 学との共同研究が多くあります.イメージセ ンサ分野では,企業の人と関わる機会も多 くあります.学部1年,修士2年の3年間では全てを体験し,ここでしか得られない知識を吸収することはできな いでしょう.香 川研究室では,博士課程への進学を推奨しますし,そのためのサポートも惜しみません. 関連する科目
関連するプログラミング言語
イメージセンサ設計に関連するCADツール
関連国内会議・国際会議
教育研究を通した実戦的教育指導的技術者・研究者として、今後の光学および半導体産業を支える人材を育成することは,本研究室の最も重要な使命であると考えています. 学生や企業 派遣の技術者は,研究室に所属し,下に示すセミナーなどや,実際に研究を実施する中で,産業界からの強い要請があるアナログ集積回路設計をは じめ,撮像デバイス設計,デバイス評価技術,光学系構築,信号処理アルゴリズム,プログラミング等のスキルを身につけます.また,理論的な考 察から,実際に設計・試作・評価の一連の過程を経験す ることで,課題発見能力・問題解決能力と,物事の本質を見極める能力を磨きます。
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